Fuso Case Challenge 2021

FUSOケーススタディコンテストの詳細

2021年11月25日、MFTBCは 「カーボンニュートラル社会の実現に向けてFUSOが貢献できること」をテーマに、第4回ケーススタディコンテストを開催しました。日本全国の大学から9チームが参加し、FUSO審査員に意見を披露しました。

FUSOケーススタディコンテスト

今回のコンテストで優勝したHaileeさんとHaiさんの2人にインタビューする機会がありました。この2人は、自分たちのアイディア集約プロセスに関する洞察と、コンテストでの全体的な経験について説明してくれました。

<iframe src=”https://www.linkedin.com/embed/feed/update/urn:li:share:6878136653240774656” allowfullscreen=”” title=”Embedded post” width=”504″ height=”1000″ frameborder=”0″></iframe>

LinkedInへFUSOケースチャレンジポスト

優勝した提案

優勝チームは、「Plants」という新しい車両コンセプトを提案しました。実際の植物の光合成プロセスと同様に、車両に搭載された炭素再捕捉技術によってCO2が処理されます。車両、二酸化炭素回収技術、CO2リサイクル設備を組み合わせ、 CCSUシステム(二酸化炭素回収・貯留・有効活用)のエコシステム構造を目的とする。

  1. 捕捉: 車両は運転中にCO2を捕捉します。
  2. 回収: 車両が炭素貯留能力に達すると、回収ステーションに送られて捕捉された炭素が貯留されます。
  3. 使用: 回収されたCO2は有用な副生成物へと変換されます。例えば、代替燃料への変換や、炭酸飲料での使用が可能です

 

FUSOケーススタディコンテスト

アイディアのインキュベーション

ユニークな一方で、コンテストが始まった時点では、このアイディアはチームの念頭にはまだありませんでした。最初に優勝チームは、FUSOにおけるサステナビリティの取り組みをゲーミフィケーションするコンセプトについて、ブレインストーミングを行いました。ゲーミフィケーションに関する研究をしているうちに、チームは、実はそれがFUSOケーススタディチャレンジの前の優勝者から提案されたものであることを発見しました。チームメンバーの1人であるHaiさんは、「私たちは慎重派のグループであり、何か新しいものを審査員に発表することを確実なものとしたかったのです」と冗談を言いました。幸いにもこの問題がわかったのは十分に早く、よりイノベーティブなコンセプトへと方向転換できました。

ケースコンテストのアイディア集約段階では、チームメンバーの2人が大学で行われたTEDトークに参加しました。このイベントでは、炭素回収技術研究機構(CRRA)代表理事・機構長のの村木 風海さんに会う機会があり、炭素補足技術を紹介してもらいました。村木 風海さんにインスピレーションを得て、提案の作成に取り掛かりました。

経験

優勝チームは4人のメンバーで構成され、その全員が過去に行われた複数のケーススタディコンテストに参加していました。コンテスト参加当時は、全員が4年生で東京国際大学でビジネス経済学を学んでいました。

 

FUSOケーススタディコンテスト

コンテストに向けてコンセプトを練る一方で、プレゼンテーションスキルを磨くことにも注力しました。「アイディアを思い付くことは準備の一部に過ぎません。アイディアを伝えるやり方と、Q&Aの方法も重要です」とHaileeさんは語りました。そのため、抑揚や表情などを改善するために、チームはフィードバックし合うことが少なくありませんでした。プレゼンテーションスキルの向上のため、教授にも指導を求めました。

このコンテストで優勝したもうひとつの要因は、チームの結束と相性でした。「チームの選択で重要なのは、チームメートをどれだけ知っているかよりも、一緒にうまくやっていけることです」とHaiさんは強調しました。Haileeさんは、チームの成功は、意見が合わないトピックであってもオープンに議論したことと、頻繁な建設的フィードバックによるものだとも認めました。こうした行いにより、チームの摩擦が減り、ベストな提案作りに集中することができました。

FUSOケーススタディコンテストと、前に参加した他のコンテストとの違いについて、Haiさんは、「私たちのチームは、お会いした審査員全員が本当に好きになりました。私たちの話に真剣に耳を傾けて、適切なフィードバックを与えてくれたことと感じられました」と語りました。 Haileeさんは、「さまざまな部門の審査員からさまざまなコメントの組み合わせが得られると、プロジェクトの不明確な部分をはっきりさせるのに役立ちます」とも付け加えました。チームの経験からすると、他のコンテストでは、上質なフィードバックを得ることが難しかったそうです。Haileeさんは、FUSOケーススタディコンテストの最終審査員として複数の上級管理職が参加したことに驚き、喜んだとも付け加えました。

結論

このケーススタディコンテストに参加したことで、優勝チームはサステナビリティに関する知識が深まりました。「破壊された環境を回復させるのに役立つサステナビリティと技術について深く学ぶことができるのが好きです」とHaiさんは語りました。 チームメンバーによると、トピックについて調べたり、他チームのプレゼンテーションを聞いたりしながら、より多くのことを学ぶことができたそうです。「私たちのチームメンバーはこのトピックに詳しいので、メンバーとの会話の中で、思いがけず新しいことを学びました」とHaileeさんは語りました。全体として、このチームは自分たちの大学を代表して参加できたことを喜ばしい誇りと思っていました。

FUSOケーススタディコンテストの目的は、FUSOと自動車業界が直面している現実のビジネス課題を日本の大学生に示すことです。参加した全チームが将来のモビリティに関する知識を得て、働く社会人として社会に出たときに直面する問題の片鱗を感じることができたことを期待しています。

FUSOは、複数のケーススタディコンテストを毎年開催しており、FUSO GreenLabは、ベンチャー企業の支援とアイディアのインキュベーションのためのワークショップを2022年に開催する準備を進めています。これらのイベントの詳細については、(HRケーススタディリンク)と(FUSO GreenLabイベント)をご覧ください。新規のコラボレーションについては、FUSO GreenLabまでお問い合わせください。

ディスカッション

MFTBCCookieを使用しています

当社のウェブサイトは利便性の向上およびサイトの改良のためにCookieを使用しています。Cookieの使用にはユーザーの同意が必要です。同意は、いつでも取り消し可能です。詳しくは「設定」メニューとCookieの使用に関する方針をご参照下さい。

Cookieの使用に関する方針 Provider

JP